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情シスのAIエージェント。導入後に戻ってくる作業と持ち手比較

執筆 AX BPO編集部監修 黒﨑悠一

AIエージェントで手順の決まった作業は減りますが、答えの確認と例外の処理、設定の直しが毎日増えます。確認と直しの時間を社内で取れない業務は、自動化の仕組みからこぼれる判断と例外まで専任スタッフが処理する形で、業務ごと外に預けられます。費用は月額10万円から(目安)で、業務の内容と件数により異なります。月額には設計・構築、ツールの利用料、運用保守、判断と例外の処理を含みます。

AIエージェントで減る作業

AIエージェントで減る作業は、社内の問い合わせの一次回答や手順の決まった作業です。弊社が読んだ9本の解説記事の多くは、情シスの人が足りないことを入口にしています。

社内の問い合わせやアカウントの発行をAIエージェントで自動化する話と、全社に広げるときの進め方やルールの話を1本で書いています。書き手はツールの会社とAIの研修会社が多い傾向にあります。

弊社の整理では、AIエージェントで減る作業を3つ挙げています。

  • 社内の問い合わせ(パスワード・端末・申請の手順など、答えが決まっているもの)への一次回答
  • アカウントの発行や権限の付け外しのような、手順が決まった作業
  • 手順書や社内向けのお知らせの下書き

どれも答えや手順が決まっていて、ナレッジに書いてある範囲のものです。

導入後に毎日増える3つの作業

導入後に増える作業は、答えの確認と例外の処理、設定の直しの3つです。導入後については、解説記事にも記述があります。

信頼度の低い回答は人に引き継ぐ、例外はAIが一次判定して人が承認する、確認する人と責任者を決める、ナレッジは定期的に更新する、とまでは書かれています。弊社が読んだ9本の範囲では、その作業を誰が持つかは書かれていませんでした。

弊社の整理では、入れた後に3つの作業が毎日増えます。

  • 答えの確認: AIエージェントの答えや処理の結果が合っているかを確かめる
  • 例外の処理: ナレッジに無い問い、権限の判断が要る申請、いつもと違う依頼のように、AIエージェントが扱えない件を引き取って処理する
  • 設定の直し: 社内の手順・システム・組織が変わるたびに、ナレッジ・権限・任せる範囲を直す

弊社の整理では、3つとも入れた日から止めずに続く作業です。PoCや導入の計画には入りにくい性質を持っています。

導入後の検証が手薄な日本の傾向

日本の企業のリスク対策は全社の指針やガイドラインの整備が最も多く、導入後の定期的な評価・検証は他の3か国のほうが高い傾向にあります。総務省の令和8年版 情報通信白書(2025年度企業向け調査)に生成AIについての数字があります。これはAIエージェントや情シスに絞った調査ではありません。生成AIを積極的に使う方針か、使う領域を限定して使う方針と答えた割合の合計は、日本において68.9%でした。前年度は49.7%でした。

同じ設問でわからないと回答した対象を除き、自社の何らかの業務で生成AIを利用している旨を回答した割合は、日本において86.4%に上ります。

日本で懸念されるリスクは、社内情報の漏洩などのセキュリティリスクがある、が最も高く出ました。次いで、出力結果の精度に問題がある、著作権等の権利を侵害する可能性がある、の順でした。

リスク対策の取組では、全社的な指針やガイドラインを整備していると回答した割合が41.1%と最も高く出ました。他の3か国(米国・ドイツ・中国)では、製品・サービス導入後、定期的な評価・検証が行われていると回答した割合が日本に比べて高い傾向にあります。

弊社の推論では、全社のルールを決めた後の毎日の確認と直しを持つ人が決まりにくい状態になりやすい傾向にあります。

IPAのDX動向2025では、DXを推進する人材の量について、やや不足していると大幅に不足しているの合計が、DXに取組んでいる日本の企業で85.1%でした。これはDXを推進する人材の数字であり、情シスの人数の不足そのものではありません。

弊社の推論では、人数の少ない情シスほど、AIエージェントで減る作業より、入れた後に増える3つの作業が重くなります。その人材の量が足りない企業が多いこととも重なります。

運用の作業を誰がするか

増える3つの作業を持つ方法は、情シスが持つ、現場の部門が持つ、業務ごと外に預けるの3つに分かれます。弊社が読んだ解説記事の範囲では、AIエージェントで減る作業と増える作業を並べた表や、増える作業を誰が持つかを比べた記事はありませんでした。

弊社の整理では、どの持ち手にするかは作業ごと・業務ごとに分けて決めてかまいません。

AIエージェントの開発を外に頼むときの方式と保守の費用はAIエージェントの外注と運用保守。精度の確認は誰が持つかに書いています。

PoCで止まったAIを本番に進めるかの判断は生成AIのPoC止まり。毎日の出力確認と例外を処理する担当者に書いています。

兼務の担当者に任せた改善が進まない話は業務改善が進まない。兼務で手が回らないときの進め方4つの比較で整理しています。

情シスに残る作業の比較

3つの持ち手によって、情シスに残る作業の内容が変わります。

情シスのAIエージェント導入後に増える3つの作業の持ち手比較
持ち手答えの確認例外の処理設定の直し情シスに残るもの合う場合
情シスが持つ情シス情シス情シス3つの作業すべて情シスに確認と直しの時間を取れる人数がいる
現場の部門が持つ現場の担当者現場の担当者(権限の判断は情シスに戻る)情シス設定の直しと、権限の判断現場の部門に、答えを確かめられる担当者がいる
業務ごと外に預ける弊社(預けた業務の分)弊社(預けた業務の分)弊社(預けた業務の分)最終可否の判断と、業務の変更を伝えること確認と直しの時間を社内で取れない

持ち手の表は弊社の整理です。合う場合は一般の傾向です。

専任スタッフが例外を処理する形

情シスがAIエージェントの運用を外に預けるなら、AIエージェント・OCR・RPA・iPaaS・GAS・VBA・Pythonを組み合わせて弊社が設計・構築し、判断と例外の処理・運用保守を含めて月額のみで引き受け、貴社の作業は今のやり方を見せることとテスト運用の結果を確かめることの2つです。

弊社が業務ごとお預かりし、目視確認・例外処理・修正・マスタ更新まで引き受けます。完了した仕事をお返しします。AX BPOがどういうサービスかはAX BPOとはにまとめています。

お預かりする業務は、たとえば、問い合わせの一次回答文案、メールの仕分けと転送、入退社手続きの書類作成、議事録の作成と共有です。ここに無い業務でも、工程を分けてAIと弊社の分担を設計します。

ツールの操作・運用・保守は弊社が行うため、貴社の担当者にツールの操作・運用・保守は発生しません。今のシステムや書式は変えなくてよい形でお預かりします。

業務のやり方が変わったときは、変更を伺い、弊社が設計を更新します。月額の範囲で追随できる変更が大半で、工程が大きく変わる場合は改めて見積もります。

責任の分け方として、見積もりと同時に品質の基準と責任の分け方を示します。弊社は遂行の正確性を持ちます。貴社は情報の連携と最終可否の判断を持ちます。

電話応対のように即時の応答が必須の業務、貴社の経営判断そのものは引き受けません。社内の問い合わせにその場で答える窓口の応対も即時の応答が要るので引き受けません。

依頼してから動き出すまでは5段階です。

  • ご相談(無料): 業務の概要と困っている点を伺う。対象の業務が絞れていない段階でも構わない
  • ヒアリング(1回・60分): 実務の担当者に、画面共有で今のやり方を見せていただく
  • お見積もり(翌営業日): その業務に今かかっている工数と費用と、導入後の月額を並べてお出しする
  • テスト運用(2〜4週間): 弊社が実際に処理し、貴社は結果に間違いがないかを確認する
  • 本番運用: 稼働を監視し、業務のやり方が変わったときは設計を更新する

最短1ヶ月で本番運用を開始できます。貴社の作業は、今のやり方を画面共有で見せていただくことと、テスト運用の結果を確認いただくことの2つです。マニュアルや仕様書の作成はお願いしていません。1つの業務から頼めます。

確認と直しの時間を社内で取れない業務については、無料相談で伺い、ヒアリングの翌営業日にお見積もりをお出しします。

よくある質問

Q. 業務ごと預けて自動化する場合の費用はいくらですか

月額10万円から(目安)です。業務の内容と件数により異なります。費用には設計・構築、ツールの利用料、運用保守、判断と例外の処理を含みます。初期費用は原則かかりません。お見積もりはヒアリングの翌営業日にお出ししますので、まずは無料相談で伺います。

Q. 今のやり方を画面共有で見せるだけで済みますか

貴社の作業は、今のやり方を画面共有で見せていただくことと、テスト運用の結果を確かめていただくことの2つです。マニュアルや仕様書の作成はお願いしていません。

Q. 費用の中に運用保守は含まれますか

含まれます。月額の費用には、設計・構築、ツールの利用料、運用保守、判断と例外の処理を含みます。

Q. 判断が要る件は誰が仕上げますか

判断が要る件と例外は、弊社が引き受けて処理します。貴社にお願いするのは、情報の連携と最終可否の判断です。

Q. 電話のように即時の応答が要る業務は引き受けてもらえますか

引き受けません。電話や、社内の問い合わせにその場で答える窓口の応対は、即時の応答が要るため対象外です。一次回答の文案を作る業務はお預かりできます。

ヒアリングの翌営業日に月額のお見積もりをお出しします

まずは無料相談で伺い、確認と直しの時間を社内で取れない業務を外に預けた場合の月額をヒアリングの翌営業日にお出しします。

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監修

株式会社Generative Partners 代表取締役 黒﨑悠一

4社を創業し、2度のM&Aを経験。2021年に創業したWANDが東証プライム上場のファンコミュニケーションズのグループに入り、同社の執行役員を務めた。2026年にGenerative Partnersを創業し、9月にAX BPOの提供を始めた。

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